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ご無沙汰してます
昨日まで沖縄に旅行に行ってました
ただ、今回の話の軸はそこではありません
沖縄から羽田に着いたときの空港での出来事です
着陸体勢に入ったところで窓の外を眺めてみると…
上空からでもはっきりとわかるくらい派手な感じに、空港の飛行機をしまっておく整備場の建物の中でイベントが開催されていました
お盆ですし、そりゃ何かしらのイベントはやっているだろうとは思ってました
すると飛行機の中に響き渡るくらいの大音量で
「これから超高級車が当たる車の鍵探し大会を開催します！」
というアナウンスが
え！やば！欲しすぎか？
あばばばは着陸後、飛行機の前の席のやつらをダッシュで追い抜いてすぐさまイベント会場の整備場の建物に向かいました
到着するとそこにはマジモンの高級車が並んでました
外車だァ！とかそういうレベルじゃない、マジの高級車
4桁万円とかオク円とかするやつです
中にはクラシックカーとかありました、これはマジでやばいやつだよ
（絶対当てて富豪になってやるからな…！）
意気揚々と参加受け付けブースに向かいます
説明を聞いてみると
1.砂場から鍵のレプリカを見つける
2.そのレプリカについている番号が書いているボックスから本物の車の鍵を引く
3.実際に車にさして回してみる
4.車のドアがひらけばその車を獲得！
みたいな感じです
確かですけどこち亀にこんな感じのお話がありました
鍵探しのときの話は飛ばします
記憶にないので
結論から言いましょう
101匹わんちゃんに登場するクルエラが乗っている感じのああいう車です
しかも復刻とかじゃないです
マジモンに昔に作られたやつです
こういうのね
流石にビビりました
震えました
もしかしたら明日死ぬかもしれない
いろんなことを考えているとイベントガールの方が私に向かって話しかけてきました
「それではこちらでお手続きをお願いします」
うわクッソ可愛いなんだこの人
記入し始めたのは車の配送先はもちろんですが、様々な誓約書の類
こりゃあ大変なことになってきたぞ…
あばばばさん、自分の家を持ってません
なので当然車庫も持ってません
乗らないのは当たり前ですが保管しておく場所もありません
売るしかないんです
つか早く売って現金化して一生働かなくていい人生を送りたい
それしか考えていませんでした
そうするためにはどうすれば良いか
まずは、作戦を練りましょう
「すいません、ちょっとお腹空いたのでご飯食べてきてもいいですかね？」
「はいどうぞ、お待ちしております」
イベントガールさんは笑顔で私を見送ってくれました
可愛い
空港のベンチに1人座って考えます
どこに売ればいいんだ
そこらの中古車専門店で扱えるものではないだろ
正規ディーラーに持ち込むか？
しかし入手経路が普通とちがうぞ？
買い取ってくれるか？
てかクラシックカーておい
プレミアついててやばそうだねぇ…
というかその前にどこに配送してもらう？
実家は絶対に嫌だね
あばばばさん年末ジャンボを家族に内緒で買って、3000万とか当たっても黙っていようと思っているくらいなので
年末ジャンボ当たらなかったけど
時が流れるのは早いものです
すでに夕方になってました
とにかく、最低限の手続きはしよう
会場に戻ると先ほどのイベントガールさんが待っていてくれました
「お待ちしておりました」
「あ、はい」
車はもらうけど、どこにいつ、とかは後に決めても構わないですか？と聞いてみたところ、快く承諾してくれました
そして最後に
「すいません、もしよかったらこの後一緒に夕食でもいかがですか？」
漢あばばば、一世一代の大勝負に出ます
「いいですよ、それでは少し待っていてください」
食事をしながら話を聞いていくと彼女は都内に住む大学生で今日は単発のバイトとしてこのイベントに参加したらしい
そんで同い年らしい
あばばばさん、めっちゃ頑張りました
完全に夜になり、お別れの時間
あばばばさん、彼女に問います
「また、会ってくれますか？」
彼女の返答は…
口が動いたその瞬間、声が聞こえる前に視界が歪み始めます
なんだこの感覚…
この感じ、『前もどこかで』……？？
気がつくと私は青森の祖父母の家の布団の中にいました
夢だった、らしい
だから沖縄にも行ってませんよ
青森にいます
走っているのは軽トラかトラクターくらいです
そこにジャガーの姿はないです
今日は西日本雨らしいですので、みんな気をつけてくださいね…
さよなら…今日は立ち直れそうにありません
