あばばばスーパーアリーナからのお知らせ

あばばばスーパーアリーナからのお知らせ欄です

親愛なる

この3月と4月の2つのライブで機会をいただき2つのフラスタ企画に携わりました。今日はそれについてお話ししようかなと思います。

2つともライブの半年ほど前、開催が発表されたころから企画が動き始めました。こんなコンセプトでこういう思いを伝えたい、主催の方の熱意がはっきりと伝わってきたのでこちらも出せる力をすべてぶつけようと強く決意しました。企画の段階で両方ともお花のイメージや方向性をはっきりとしめしていただいたこともあってすぐ作業に取り掛かることができました。

しかしこの作業は自分のためではなく、お花に想いを込める参加者の皆さんのためであり、なによりお花を贈る相手である演者さんのためのものです。これまで軽い気持ちで取り組んできたものとは違います。そう考え始めた途端いろんなことがうまくいかなくなりました。イメージ通りのものができない…。春休みということもあり作業時間も大幅に確保でき、締め切りまでもまだ余裕があったとはいえこれは私が人生で初めて依頼をされて行う「仕事」でした。いいものをゆっくり丁寧に、それを心掛けて毎日パソコンに向き合いました。

そして自分でも満足ができた、と思えるものを創り上げることができました。正直何度も心が折れそうになりました。膨大な作業量を前にした稚拙な私は最初、春休み中に終わらせることができないのではないかと思うときが何度もありました。あばばばスーパーアリーナは冬期間、室温が氷点下になるときがあり、そうなってしまうと手が凍えて力が入らねえwってなります。いや、今でこそ笑い話にできますがあの時は軽く絶望していました。しっかり握れるようペンにマスキングテープを貼ってグリップ力を強くしたり、揉んだりお湯の入れたコップを握って手を温めたりしたのはいい思い出です。データを提出すると主催の方も気に入ってくださり、とても嬉しかったです。あの時の喜びは今でも忘れられません。

現地で実物を見たときは本当に感動しました。見慣れたはずの絵は全く違うものに見えました。パネルってすごいのよ!イラストだけではありません。色鮮やかな数々のお花は参加者全員の祝福の気持ちを表しているようでした。「贈ってよかった」、そう思えるフラスタの一端を担うことができたのかなと思います。

 

「フラスタは気持ちが一番大切、フラスタは演者さんにお花やイラスト、メッセージを通して自分の応援の気持ちを伝えられる素敵なもので、ステージ前の演者さんに勇気を与えたいから贈っている」と私の親友は話してくれました。まさにその通りだと思います。お花一輪一輪に気持ちがこもっていて、それはかけがえのない大切な想いなのだなと思いました。フラスタはそんな想いにあふれた素晴らしいプレゼントなんだと思います。

 

 最後になりましたが今回のフラスタ企画で私を支えてくださった皆さんに心から感謝申し上げます。皆さんがいなければあそこまでのものはできなかったと思います。本当にありがとうございました。